私は今システム関係の部署に所属している。30歳代男性が5人(私が最年長)いるが、私以外は技術屋さんである。ちなみに私は、自分も含めたこの5人を
イケメン軍団と勝手に命名し勝手に吹聴しているがなかなか浸透しない。残念だ。
で、彼ら
頭が奇怪しいんですね。頭の奇怪しい理系との話は非常に面白い。先日一緒に酒を飲んだ時の会話から。
「ペペチー(仮名)さん空中元素固定装置持ってます?」
私「俺はキューティーハニーじゃねえ!」
だいたい普通「知ってます?」だろ。何だよ「持ってます?」って。持ってる奴なんていねえよ。
どこからどういう流れでそんな話になったのかさっぱり覚えてませんが、そこから話は二転三転するんですね。
「宇宙戦艦ヤマトあるじゃないですか。俺はあの乗組員にはなれませんね」
「どうして?」
「だってすごいプレッシャーじゃないですか。「一年以内に地球を救え!」ですよ。サーバーが落ちたどころの騒ぎじゃないんですよ。耐えられないなあ」
「そうですか?「ダメでもともと」くらいの気分だったんじゃないんですか?」
「そもそも一隻で行くのが間違ってますよね。艦隊組んで行けばリスクも減ったのに」
「そもそもどうして「お蝶夫人」なんですか?」
「話は「マダム・バタフライ」まで遡るけど?」
「プレイが蝶の様に舞うからなんでしょ?」
「蜂の様に刺さないんですか?」
「アリじゃないから。ましてや榎本美恵子でもないから」
(全然理系の会話じゃない)
そして最終的にはドラえもんに着地します。
「バンダイが本物のドラえもんを開発するらしいけど、必要なのはドラえもん自体じゃなくてドラえもんの道具だよな」
と私が言ったのがきっかけだったような気もします。なにせ酔ってましたから。
「やっぱり究極はどこでもドアなのかな」
「あれ出来たら世界中の交通関係は全部倒産するね。世界恐慌の始まりだよ」
「でも、どこでもドアって地図を内蔵してて、その地図に乗ってる所しか行けないんですよ」
「やっぱGPSとか使ってんですかね?」
「でも天の川に行ったの見たよ、どこでもドアで」
「だから宇宙地図も内蔵してるんですよ、きっと」
「現実的に地球を救うのはスモールライトだと思うんだけどなあ。自動車とか小さくしてポケットに入れて持ち歩くの。不法駐車とかなくなるぜ」
「だめですよ。だって小さくなったって質量は変わらないんですよ。とてもポケットに入れて持ち運べる重さじゃないです」
「タケコプターってどうやって動いてるんだ?」
「人の体を浮かせるだけの浮力を得ようとしたら、タケコプターの回転力で首を捻挫しますよね」
「みんな気軽に使ってる様に見えるけど、本当は歯食いしばって首を固定してるんじゃないの?」
「だいたいあの程度じゃ髪の毛が逆立つのが精一杯でしょ」
「違うんですよ、あれは反重力装置が付いてるんです。タケコプターの回転は浮力じゃなくて、推力を出すためにあるんです」
「そういや、ドラえもんが充電してる所とか見たことないですね」
「ああ、あれ動力源は原子炉ですから」
「本当かよ、危ねえな」
「たしかシッポ引っ張ると緊急停止するんですよ」
「ドラえもんがネズミ見て狂う時があるでしょ(
参照図)。
ドラえもんって「大量破壊兵器」持ってるんですよ。ヤバイっすよ」
いろいろ話した結果、
世界平和にとって
最も危険な人物は フセインでもブッシュでもなく
ドラえもんだ という結論に達しました。
今、バンダイが本物のドラえもんを開発しようとしています。
これは人類滅亡への第一歩だったのです。
地球を救うためにくい止めなければなりません。
1年以内に。
プレッシャーに耐えられるかなあ?