電車で向かいの席の人が読む
東スポの見出しを、相変わらずこっそり見て笑ってしまいました。
中国の反日行動
ガッツ石松
OK牧場
よく読むと、「サッカーのアウェイでブーイングが起きるのは当たり前だ」という内容のようなのですが、そんなことをガッツ石松が言ったからといって、そんなものを一面トップに堂々掲載する東スポの神経は相変わらず愉快です。
ていうか、この論理も物の道理も超越した文章が最高に可笑しくて、電車の中で必死に笑いを堪えるのに負け、笑ってしまいました。
そんな、反日行動を目の当たりにするまで気付かないボンクラ日本人どもよ、いかがお過ごしですか?
中華料理店に行った時の話。
脚本書く時にいつも困るのですが、
中華料理店と書いて、どんな店を思い浮かべますか?銀座アスターみたいな高級料理店ですか?それとも商店街の中にポツンとあるカウンターに丸イスでラーメンとチャーハンとちょっとした炒め物や餃子なんかがあるような店ですか?
居酒屋ってのも困るのです。デートなんかでも使える小洒落た洋風居酒屋ですか?それとも三平酒寮ですか?湯豆腐だろうが漬け物だろうが味付け全部醤油の三平酒寮ですか?
この話の舞台は、新宿駅ビルの中にある洒落た中華料理店です。高級って言うほどではありませんが、なかなか感じのいいお店です。
両隣のテーブルに客がいました。右隣は日本人、左隣は関西人でした。
もう少し詳しく描写しましょう。
右隣は30歳代後半から40歳代前半でしょうか、落ち着いた大人のカップルです。話し方や皿の取り分け方で、まだそれほど親しい間柄ではないことが見て取れます。
左隣は大阪弁を母国語とするオッサン二人です。スーツ姿ですが、当然Yシャツは白ではありません。一人は青の縦縞、もう一人はピンクの縦縞です。決してヤーさんという訳ではなく、部長か課長クラスのサラリーマンといった感じです。
このベタベタな関西人のオッサン達は、店に入ってからズーッと大声で話しています。携帯電話で。
一本も電話はかかってきません。全部自分でかけてるんです。
「どうも社長。今?東京ですわ。どうですか?今度ゴルフでも」
どう聞いても急ぎの用件じゃありません。
ただ単に営業に行くべきところを電話で済ませているのか、忙しいのを周囲の客に見せびらかしているのか、とにかく店中の注目を集めています。
ところが真に注意すべきは右隣の大人のカップルだったのです。
どうやら二人は、海外旅行好きで意気投合したらしく、お互いのフランス旅行体験談なんかを話し合っています。
「日本でフランス料理食べないね」「そうそう」
そして二人は一つの結論に達します。
「本場で食べるから美味しいんだよね」言ってますよ、
中華料理食いながら。こいつらニセモノです。本物志向を語るニセモノ野郎です。危険な人種です。人類の敵です。即刻処刑してください!総統!
そうこうしているうちに、左隣の関西人が大声で店員に難癖をつけはじめました。
どうやら、
「味が酸っぱい」「腐っている」と言っているようです。
店員に向かってしつこく繰り返します。
「一口食うてみ、いいから一口食うてみ、一口食うてみろって、いいから一口食え」
慌てて別の店員が飛んできました。
「お客様、ご注文の品は
黒酢炒めです。」
その後、そそくさと帰ったところを見ると、この関西人は人類の敵ではなさそうです。総統!
あー!醤油がしょっぱい!