2003年8月1日(金)のひとりごと 「ビッグ・ウェンズデイ」


今回はめちゃめちゃダメダメな書き物。土用の丑(うし)の日の話。
たしか今年は7月27日(日)だったから、もう5日も前の話である。ていうか先月の話である。
この段階でダメダメなんですけど、まあ、日記じゃないし。

しかし日記を書いている人は偉いね。
私は筆が遅いもんで(遅いのは筆だけじゃないが)「書きたい」という欲求が沸かないとなかなか書かない。
言わば「かきたい欲」です。
人間の五大欲望のうちの一つですよ。

食う ・ 寝る ・ ヤル ・ かゆいところをかく ・ かきたいときにかく

えーっと、「かく」ということで二つはまとまってしまいますね。
それに「ヤレ」ない時は「かく」わけですから、結局三大欲望におさまってしまいますね(←ただのシモネタ)。

で、土用の丑の日ですが、元々は別に鰻の日じゃないことは既にご承知でしょうし、江戸時代に平賀源内の作ったキャッチコピーである(という説が有力である)ことも有名でしょう。
だけどね、土用の丑の日に鰻を食うことが普及したのは平賀源内が死んだずっと後だから、このキャッチコピー説はちょっとマユツバ。
だって、平賀源内なんて、世が世ならドクター中松ですよ。
ジャンピング・シューズ履いて中野ブロードウェイ辺りをピョンピョン飛び跳ねてるレベルの人間ですよ。

たしかに鰻は夏バテにきくらしいのであながち間違いではないらしいが、単に後付けの理由だと私は思っている。
そもそも鰻がアブラが乗って一番旨いのは秋だぜ。
これは単なる「う」つながりのダジャレです。

というわけで、ヒネクレモノの我が夫婦は、ここ数年、土用の丑の日に鰻を食ったことがない。
だって今の時代、鰻なんていつでも食えるじゃん。何も世間に流されることはない。
従って我が家に於ける土用の丑の日は「う」の付く食べ物を食べる日になっている。

寿司屋に行った。
メニューを見たら「梅」の文字が目についたので早速注文した。
品物を出すときに店員が言ったさ。
「バイニク揚げです」
「梅肉」だよ。「ウメニク」じゃなくて「バイニク」だよ。「う」じゃねーじゃん。
しかも「鰯の梅肉揚げ」だよ。イワシだよイワシ。「い」だよ「い」。
「イワシのバイニクあげ」
どこにも「う」がありません。

というわけで、あくまで鰻以外を食べ続けたわけですが、今思い返すと「う」のつくネタって無いもんですな。
えんがわとか関サバとか美味しかったです(<そういう話じゃない)。
あ、アナゴは食べましたね(<似てるとかそういう問題でもない)。

結局「う」にありつけないまま満腹になってしまったので、昼食(ブランチ)で食ってなかったか思い返してみたわけです。

「フレッシュネスバーガー」でした。

仕方がないので、「う」まいコーヒーを飲んで帰ったわけですが、それで通用するならコーヒーを飲むまでもなく「う」まい寿司を食ったんじゃないのかって話ですよ。「う」まいフレッシュネスバーガー食ったんじゃねーのかって話ですよ。俺の食生活公表してどうしようってんだって話ですよ。
そもそも土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食うって誰が決めたんだ?俺だよ。平賀源内以下ですよ。ドクター中松よりレベルの低い話ですよ。どうせ歌舞伎町のさくら通り辺りをウロウロしてるのがお似合いですよ。

タイトルは土用波から連想しましたが、考えてみれば『ビッグ・ウェンズデイ』は土用波じゃないし(多分)、おまけに水曜でもないし。もうボロボロ。

えーっと、う、う、う・・・うぐいすパン。





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