2003年7月6日(日)のひとりごと 「7月4日に生まれて」


平成15年7月4日(金)は激動の一日だった。

その日は残業が決まっていた。よりによって何でこんな日に限って残業なのだ。
今週は会議や打ち合わせが立て込んでいたにせよ、残ることは無かった。今週唯一の残業がなぜこの日なのだ。
映画を観に行く予定だった。セシオン杉並『さらば我が愛−覇王別姫』の特別上映。
私の「死ぬまでにスクリーンで観たい映画」ナンバー1映画。一ヶ月以上も前から楽しみにしていたのに。
休んでしまおうかとも思ったが、今回の残業は私一人の問題でないので迷惑をかけるだけだ。泣く泣く映画を断念する。

前日、「残業が終わったら飲みにいきましょう」と誘われていた。
7月1日付けで異動してきた新人がおり、その歓迎会も兼ねるという。
体調も芳しくなく、早く帰りたい用事もあるのだが、歓迎会と言われては無下に断れない。
どうせ映画は断念したのだ。付き合おう。
だがこの日は、映画以外にも重大な用件があった。



矢口真里写真集の発売日。



昼休みのうちに職場の近くの本屋2件を覗いたが売ってなかった。
最近の書店は店舗が小さく、雑誌ばかり置いている店が多くて腹が立つ。
映画も行けず、矢口の写真集も買えないまま、胃薬を飲みながら渋々飲み会に参加する。
後輩に勧められるまま、調子に乗って日本酒なんか飲んだから気持ち悪くなる。
トイレに駆け込もうと思ったら、方向オンチなもんだから店の外に出てしまう。
しかたがないので店の前で吐く。迷惑な客。最悪。
歓迎会としても最悪だが、丁度私の奥さん話になりかけた時に気持ち悪くなったので皆ウケる。

結局、11時半頃自宅のある駅に帰ってくる。
そこから本屋を2件回る。売ってない。
そもそも予約していれば済んだことなのだが、買うのだって恥ずかしいのに口に出して予約するなんてとてもできない。
そのせいでこんな夜中にゲロ吐いた体を引きずってウロウロしている。バカだ。
ふとエロ本屋があることを思い出し、一か八かアタックする。
最後の1冊があった。エロ本屋だと意外と恥ずかしくないもんだ。迷わず購入。

そしたら小腹が減った。
吐いちまったのだから腹の中は空だ。
味覚的には牛丼が食べたいが吉野屋は遠い。松屋となか卯は近くだが、私は吉野屋派だ。遠征するか?
だが空腹だとはいえ、丼1杯食べるほどではない。
そこでモスバーガーに行きやきにくライスバーガーを食べることにする。
出来上がるまで矢口の写真集を見たい衝動に駆られたが、恥ずかしいので鞄の奥底にしまったままにする。

大好物のやきにくライスバーガーを食べ終え、満足感と共に店を後にし、あとは急いで帰宅して矢口の写真集を見て精神的な満足感を得るだけだ。
と思った瞬間、偶然知人に出くわす。
5年ぶりの再会。
あれやこれやと話し込み、名刺交換や携帯の番号を交換したりしながら、道端で30分も立ち話をする。
それから帰宅して12時半。もう5日だ。「タモリ倶楽部」が始まる。
番組が終わって写真集を見ようかと思ったが、まずシャワーを浴びることにする。深い意味はない。
シャワーから出てまごまごしていたら「裏関根TV」が始まる時間だ。
それを見終わって2時。カミさんは既に寝ている。


やっと写真集の封を切った。


今回はセクシー水着満載で見ていて恥ずかしい。




矢口矢口矢口矢口・・・ヤグチヤグチ・・・ZZZ・・・




きっと私の夢枕に矢口真里が立っていたにちがいない。




熟睡してて気がつかなかったけど。





そもそも二日遅れの日記って点でダメだな。



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