2003年3月20日(木)のひとりごと 「戦争と平和」


始まってしまった。
もはや何が正義なのだか私には分からない。
別にどちらも応援するつもりはないが、犠牲を被る人々が気の毒でならない。
少しでも被害が少なく済むようにと祈るしかない。
少しヘコんでいる。
この事態を支持せざるをえない国の民であることに。
なにも俺がヘコむ必要もなければ、俺がヘコんだからってどうなるもんでもない。

同盟国ってのは従順でなければならないのかなあ。
「おフランス野郎」と散々バカにしていたが、今回のフランスはしたたかだったなあ。
イギリスもなんだかなあ。
アメリカを戦争に引っ張り出すために真珠湾攻撃を知ってて教えなかった(という説がある)チャーチルのしたたかさは微塵もないなあ。

父ブッシュの起こした湾岸戦争(ついに第一次という呼び名がついてしまった)の時、私は転職する前の会社に勤めていた。
第一報を聞いたのはリアルタイムで、営業車のラジオだった。
大変不謹慎な話だが、この時私は無性にゲーム「大戦略」をやりたくなって、営業車をおもちゃ屋の前に停めて買い求めたものだ。

さらに不謹慎な話。
今回の戦争(というかイジメに近いと思うが)に関する職場での会話。
「どうする?急に日本が攻められるようなことになったら」
「飲むしかないでしょう。もうベロンベロンに」
「でもイラクは飲めないのよ、イスラム教徒だから」
不謹慎だね、まったく。対岸の火事。
この程度の会話しかでてこないのかよ。ヘコむなあ。

今日は上司の送別会だった。
以前、小泉首相が訪朝した時も宴会やってたなウチの職場。間の悪い職場だ。
大好きな上司が辞めてしまうことも私のヘコミに拍車をかける。

飲み足りねえな。
送別会が終わってから飲みに行く。
ところがここに問題があって、私、一人で酒飲めないのよね。
なもんだから、ついついオネーチャンのいる店に行っちゃうの。

混んでやがんだよ。

何やってるんだよお前ら!
戦争始まってんだぞ!
オネーチャンとイチャついて喜んでる場合じゃねーだろ!

と、声を大にして言いたい気分だった。



自分のことは神棚のはるか上にあげて。


あー、虚しい・・・。


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