2003年1月1日(水)のひとりごと 「正月早々」


このタイトルは何の映画のパクリでもない。(適当なのが思いつかなかった)

まったくもって年末感とか新年感が無い。たぶん私だけなのだろう。
必ずしも年齢のせいではないのだろうが、ハレとケの境があまりない。
いや、むしろ、ハレは自分自身の身に起きた出来事や気分によるものであって、暦なんぞに決められる筋合いはない、という私のヒネクレ根性が頭をもたげているだけかもしれない。

だいたいこの西暦(太陽暦)の1月1日の基準は何かと言えば、「キリストの誕生日」だってんだから笑ってしまう。
キリストが誕生したのがこの世の紀元でそれ以前は紀元前(B.C.=Before Christ)だってよ。ハッハ!
じゃあ12月25日のクリスマスはなんぞや?って話なのだが、どうやらキリストの誕生日の見当を誤ったらしく、本当は紀元前4年(6年という説もあるとか)の12月25日だと後に判明したらしい(そしてそれもどうやら正しいかどうか分からないらしい。だとすると本当にクリスマスとはなんぞや?って話だ)。
そういうわけでこの1月1日ってのはいい加減な日なのである。
ついでに言えば、サンタクロースが赤いのだって元々コカコーラの宣伝に使われたためであって、本当は赤くも何ともないのである。
バレンタインだってその本来の意味は見失い、チョコレート会社が生み出したイベントだけが残っているのである。
それだけ日本人は偽イベントに浮かれているのだ。バカバカしい。

そういやノストラダムスが1999年に大魔王がどうしたってんで当時話題になった末「結局なーんもなかったじゃねーか!」って事で落ち着いたが、キリストの誕生日が4年ずれているんだから本当は1995年に大事件が起きていたのである。
阪神大震災、地下鉄サリン事件、アメリカ連邦政府ビル爆弾テロ事件、ロシア・サハリン大地震・・・
ハッハ!正月早々縁起でもない話だ。ついでにWindows95が登場したのも同年だ。

まったく暦というものはやっかいだ。バカ公●党が「ハッピーマンデー」などと言い出したもんだから月曜日が足りなくて困る。
困ってません?ぱーこ先生。

しかしまあ、初詣と墓参りくらいはしよう。
だが年賀状は出さない。
今までは「誰かが亡くなったので喪中だ」(例えば今年ならビリー・ワイルダーが亡くなったので喪中だ)と言い張っていたのだが、今年は違う。
年賀状なんかで郵政省を生き長らえさせたくないので出さない。潰れてしまえ郵政省。
仕事の関係で1万通近くの郵便を一度に発送することがある。
これが見事に1%近い確率で届かない。
調べると住所は合っている。だが届かない。いや、正確には届くのだ。1週間くらいしてから。
私が以前転居した時に転居手続きをしたにもかかわらず6ヶ月後に送られてきたこともあったが、それはあくまで例外として目をつぶろう。
だが、年々遅配の傾向が高まっている(正確なデータがあるわけじゃないけど)。
実を言うと、特定の地域が特にヒドイ様な気がしている。きっとサボリ癖のある配達員がいるのだろう。
毎年いるもんな、年賀状配るのが面倒で捨てちゃうアルバイトの配達員。
元々私はお中元だお歳暮だ年賀だといった虚礼に抵抗がある。
と言うか、虚礼という発想がない。だから、シネスケで「お礼の1票」みたいな事が話題になった時も、元々そういう発想が無いもんだから「そんな風に考える奴がいるんだ!?」と逆に驚いたくらいである。
初詣はともかく、墓参りは行かねばなるまい。これは虚礼ではないから。
なんだか分からない方向に話が進んでしまったが、郵便局にも理屈はあろう。
「だったら速達とか配達記録とか書留で出せよ」
そうだよな。もっともだ。普通郵便じゃ確かに届くかどうか分からんと言うのだったら宅配便業者のメール便だっていいわけだよな。
よーし、職場の大量の郵便、全部メール便に切り換えてやる。これが今年の目標だ


なんだか正月早々怒ってばっかりだったので、最後に長井秀和のネタを勝手に盗用する。

「日本人の初夢の80%はボブ・サップに違いない!」



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