2002年9月13日(金)のひとりごと 「なんだってんだ、夏ドラ」


「北の国から」が30%を超える大変な高視聴率だったらしい。
20何年?よく知らんが、なんにせよ長いことやっていて常に高視聴率だった番組だ。
このドラマを一度も見たことの無い私が非国民の誹り(そしり)を受けるのもしかたないことである。

その一方で私は、いよいよ最終回を迎え視聴率も4%台に落ち込んだ「濱マイク」を見続けている。
さらに、具体的な数字は知らないが、低視聴率は渡部篤郎のせいだとピロちゃんが言ったとか言わなかったとかいう記事が女性週刊誌に載ってメデタク最終回を迎えた「愛なんていらねえよ、夏」も見続けていた。
私は非国民の上に変わり者である。貴金属の供出を拒否した上に特高に連行されるクチである。
いくら私がマイクの主題歌EGO-WRAPPIN'「くちばしからチェリー」をカラオケでパーフェクトに歌おうが、渡部篤郎のモノマネをしようが、100人に96人は分からない計算になる。
これが「クイズ100人に聞きました」だったらハワイ旅行など程遠い(<いつの時代の話だ)。


で、この夏の2つの不調のドラマ「マイク」と「〜、夏」は意外にも類似点が多い。
この女性向けドラマ全盛の時代にカッコイイ男(ただし時代遅れ)が主役であること、
兄妹の関係が主軸にあること(それは必ずしも血のつながりを意味せず社会的関係に於ける兄妹である)、
主人公をめぐる周囲の人物が共に怪しい世界の人々であること、等である。

ここで私が注目したいのは兄妹の関係である。

兄妹といえば、一昔前は、それはそれは究極の理想としての男女関係だったはずである。
もちろん今でも需要(?)は高いのであろうが、すっかりコスプレコギャル(古い?)に主役の座を奪われ、
あまつさえ熟女にまで追い抜かれる始末(<何を根拠に?)。

しかし昨今の熟女ブームは何だろう?隣のお姉さんならまだ分かるのだが・・・



熟女の何が良いのだ?



何でわざわざ金を払ってまで熟女を見なければならんのだ?熟女なら俺の周りにゴロゴロいるぞ。
そんな俺でもこれだけは分かる。



ただ熟してればイイというわけではなさそうだ。



おそらく、あだち充の「みゆき」が一世を風靡し、アニメ「くりいむれもん」が登場した約20年前こそ、兄妹絶頂期だったのだろう。

ここでハタと気付いた。本当は、男にとって妹は理想の女性ではないのでないか?
ただ、妹が「お兄ちゃん」と自分を慕ってくれるのがイイのではないのか?
つまりこれは、男側からの勝手な妄想にすぎないのだ。

男が弱くなり、リードする側からリードされる側へと移っていったその妄想の変遷の結果がこれだ。

妹→お姉さん→熟女 


これは現在のアイドル不調の時代にも関係があるのではないか?
秀樹の妹河合奈保子や横浜銀蠅の妹分岩井小百合がどうのという話は別として、女性アイドルは妹的存在をウリにしていた場合が多い。
ところが今では確信犯的上目遣いでおなじみオヨヨこと桂三枝もといアヤヤこと松浦亜弥くらいしか思いつかない。

しかしまあ、この兄妹の関係は、私の熟女ゴロゴロ論と同様に、実際に兄であったり妹であったりする人は「全然いいと思わない」のであろう。
しかしそんなことは、一人っ子の私にはトントントンカラリンと分からないことなのであったぁ。


ここだまたハタと気付いたのだが、
ドラマ評が
いつしかAV評に変わっているではないか。





えー、では気を取り直してドラマ評に・・・




だって、話がつまんねーんだもん
でも「愛なんていらねえよ、夏」はけっこう面白かったのよん、俺は。


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