2002年8月28日(水)のひとりごと 「評論のあるべき姿」


テレビをつけたら野球が始まったところだった。広島vs巨人。昨日は9−12で巨人が打ち勝った試合だった。
誰だか知らんが、昨日の試合の感想を聞かれた(あまり有名でない)解説者はこうのたまった。

「巨人の打棒を見せつけられた試合でしたね」

アホかこいつは。打ち勝ったから打棒が凄いでは素人レベルではないか。

12球団で最も防御率が悪い広島投手陣に対し、セ・リーグ1位の打率の巨人が打ち勝つのは当たり前だ。
ここは「広島に9点も取られるなんて、巨人投手陣はどうかしてますね」というのが正しい評論の姿だ。

「原巨人は若手を起用し、起用された若者が結果を出している。けが人が多い中、若手を起用してこれだけの成績をおさめている原辰徳は名監督かもしれない・・・と言われるが、私はそうではない」
誰だか忘れたが、こんな様な文章が新聞に載っていた。
「あれだけの戦力を誇ってソツなく指揮すれば絶対優勝できたはずなのに優勝できなかった長嶋監督の方がよほど凄い


かつて広岡達朗が解説をしていた時は凄かった。
アナウンサー「広岡さん、●●選手はどう思われますか?」
広岡「年々下手になる選手も珍しいですね」

評論かくあるべし。


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