2002年8月19日(月)のひとりごと 「人生の節目」

35歳になった。なってしまったと言った方が正しいか。bunqとサイマフからお祝いメールが来た。ありがたいことだ。ところでbunqにだけは教えた覚えはあるが何故サイマフまで知っているのだ?

それはさておき、こういった人生の一つの節目ともいうべき日を迎えると、通常、人は新たな決意をしたりするものである。「資格をとろう」とか「彼女をつくるぞ」とかいった類のものだ。
節目といえば正月もそれの一つで、年末年始になるとCMも新聞広告もペン習字かなんかの「通信教育」の宣伝が激増する。これはもう明らかに「今年こそ習い事をするぞ!」といった人間心理を巧みに付いた見事な宣伝なのである。特にペン習字が多い理由は、他人の年賀状を見て「字が巧いといいなあ」と思う人が一年間で最も多い時期だからで、正月からペン習字を始めた人はまんまと策略に引っかかったというわけである。

ところがこの年齢になると、新たに何か始めようという気力がわいてこない。むしろ「何かをやめよう」と思うようになってくる。
例えば、「ギャンブルをやめよう」(例えばね)とか、「夜遊びをやめよう」(例えばの話ね)とか、「エロビデオを借りるのをやめよう」(だから例えば)とか、まあ、そんな具合である。
私自身の事を言えば、どうせものにならないんだから「コンクール向けの脚本を書くのをやめよう」とか、無い時間を無理に割いてまで「友人と自主映画を撮るのをやめよう」とかいうことになるだろうか。

つまり、年をとるということは夢をあきらめることだと実感する年齢になったというわけだ。

なんだかカッコイイことを書いてしまったが、もう一つ私事を書かせてもらうと

いい年なんだから「矢口真理きゅ〜」とか言うのをやめようと思っている。

ということは何か?




「ヤグチが好きだ」ということに俺はどんな夢を馳せているというのだ?

しかしまあ、同い年の(正確には数ヶ月お兄さんの)ピロQ殿もああしてがんばっているわけだし(<何をだ)、
私自身、顔から火の出る思いをして写真集を買ったりした努力(?)を無にしないためにも、まあ、なんとか頑張っていこうかと・・・(<だから何を)。


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