2003年10月26日(日)のひとりごと 「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」


もちっと早く書きたいネタだったんだがな。
なんだかスケジュール帳がびっしり埋まっている。どうも秋は忙しい。そういや去年の今頃も一ヶ月更新してなかったな。そろそろそういう時期か?(と予防線を張っておく)

ニュース見てたら、あまりにも両者の対応が違うんで可笑しくてね。
いや、日本シリーズじゃなくて、中曽根・宮沢引退の件

営業は政治と宗教の話はタブーと言われますが、ここは遠慮なく書きますよ。
私が教えられたのは他に、野球と子供の話もタブーだと。
私の回訪する相手が会社でなく個人商店だったからなんですけど、どこのチームのファンか分からないし(大阪人だからといってタイガースファンとは限らない)、子供はね、微妙なご近所関係に触れてしまう危険性があるからなんだそうです。
でもここでは年中書いてますよね。どこそこのガキが生意気だとか(<いつ?)

で、話は戻りますが、要は自民党内のゴタゴタなわけですが、
「ヨイヨイの爺さんはもう辞めろや」ってなことになって、原健三郎は前回やっと引退したからいいけど(ていうかまだ生きてたっけ?)、中曽根・宮沢両元首相こと「昭和の妖怪」二人をなんとかせにゃってことで、小泉ライオンハート総裁自ら「もう辞めれ」と言いに行ったって話ですわ。

そしたら宮沢喜一はそれを潔く受けた。
いや、潔く受けたように見えるだけで、「総理総裁に恥をかかせるわけにはいかない」という理由で引退するわけですから、言われなかったらやっていたはずです。
「体力の限界」とか「年齢的な衰え」とか「小早川君に打たれたストレートが」とかいう自発的な理由じゃないわけですから。
「たいした功績もないのに長年皆様に良くしてもらって」などと殊勝なことをいってる元首相ですが、ありゃイヤミです。シェー。
「わざわざ総理総裁が来てくれた」「後は若い者に」「こんなE.T.顔なのに」なんてしおらしいこと言ってましたけどね(言ってたか?)、そういう年寄りは恐いですよ。近所では嫁の悪口言ってたりするんですよ。

一方、中曽根康弘は凄い。
だてに「ロン・ヤス」関係を築いたわけじゃない。もっともロンの方はアルツハイマーですがね。
何しろ「たいした功績が無い」とE.T.が言ってるのに対し、「俺はあんなこともこんなこともいろいろやった大した奴なんだ」って自分で主張しちゃうんですから。
「ライオンハートなんかどやしつけてチキンハートにしてやったぜ」ってくらいのもんですから。さすが本場仕込みのアメリカンジョークですね。

ちなみにアメリカの大学の卒業式には、大物政治家、時に大統領なんかが祝辞を述べに来るそうです。
大統領が来るんですよ。一生自慢できるんですよ。学生にしてみれば、「なんか得した感」がありませんか?
正確に言うと、単なる祝辞ではなく「演説」。アメリカ大統領の残した歴史的に重要な演説のいくつかは大学の卒業式で述べられているそうです。
最近だと「悪の枢軸」という流行語をブッシュが発したのもどこぞの大学の卒業式だったらしいです。全然祝辞じゃねーじゃん。
私の知っている人がアメリカの大学に留学していた時、その卒業式に「演説」に来たのは、訪米中だった中曽根康弘首相(当時)だったそうです。全然「なんか得した感」はありませんね。「かえって損した感」はありますが。ま、一生ネタになりますけど。

まあ、中曽根が辞めないことは最初から分かってましたよ。
あの人が現役にこだわり続けるのは訳があるんです。私は知ってます。ここだけの話、皆さんにお教えしましょう。





まだ首相やる気なんです。





もしかすると、まだ首相でいる気かもしれませんが。



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